輸入材注文住宅の特徴
輸入材のよい点は、流通量の多さです。日本は国土の約7割が森林という森林大国ではあるものの、木材の自給率は約4割ほど。それだけ輸入材が占める割合が多いのです。手に入りやすいのでそれだけ価格も安く、欲…
輸入材注文住宅のメリット
注文住宅で輸入材を選択した場合、コストが安くなりやすいです。特に木材は、国産材よりも輸入材の方が流通量が多いため、輸送費用を差し引いても安くなることが多いです。注文住宅は、間取りなど色々な部分を指…
輸入材注文住宅のデメリット
輸入材注文住宅を建てる際には、日本の風土に建材が適さない可能性があることを意識しておきましょう。四季の移り変わりによる温度差や、梅雨などの湿気が多い時期が存在する日本には、輸入材では対応できない部…
国内材注文住宅の特徴
夏は高温多湿、地震や水害などの自然災害も多い日本。そんな日本において、国産の木材を使用し家を建てるということは日本の風土に合った木材で家を建てるということになります。木は呼吸をしていて、湿度を調整…
国内材注文住宅のメリット
注文住宅を国内材で建てた場合、木材が受けるダメージが少ないというメリットがあります。木材を海外から運ぶ場合、船や飛行機などに乗せることが必要です。何時間もかけて運ぶ際、木材が傷ついたり汚れたりする…
国内材注文住宅のデメリット
木材の流通量が少ないので割高になる
注文住宅に国内材を用いる場合、費用が嵩むデメリットを認識しなければいけません。同じ間取りの住宅を建てた場合、輸入材と比べると二倍以上の金額になるケースも少なくありません。日本国内に自生する樹木のすべてが建材に適しているわけではないため、必然的に数が少なくなります。日本の樹木は背丈が低く、曲がって伸びる品種が多いことから家づくりに必要な長さや太さを持つ建材の確保が難しくなってしまうのです。数が少ない分、同品質の輸入材と比べると割高になることから国内材で注文住宅を建てる際は資金に十分な余裕を持たせる必要があります。家が大きくなるほど必要な建材も増えることから、家作りは理想と現実のギャップを如何に埋めるかが重要と言えるでしょう。
良質な建材にするための処理に手間がかかる
国内材が割高になる理由として加工に手間がかかる点が挙げられます。日本の樹木は曲がって伸びる品種が多いうえに空気中の湿気を吸収していることから、そのまま建材にすると反りや割れが生じてしまうのです。また、単に高温で乾かすだけでは耐久性が落ちてしまうので、良質な建材に仕上げるためには低温で時間をかけながら乾かす必要があります。一般的な日本家屋向けの建材を作る場合、一週間以上の時間をかけなければ上質の建材にはなりません。乾燥した環境でまっすぐに伸びた樹木から作った輸入材と比較すると、一本の建材を作る手間は非常に大きいと言えます。そのため、ほぼ同じ大きさや品質であっても国内材のほうが高額になってしまうのです。